Adjustオーディエンスビルダを使うと、Adjustダッシュボードで任意にカスタマイズされたユーザーのリストを作成することができます。ユーザーのアプリプラットフォームやデバイスIDタイプ、アプリ内での挙動などをもとに、ユーザーを分類するコンディションを決められます。オーディエンスをグループに分け広告ネットワークと共有することによって、リターゲティングキャンペーンやA/Bテストなどに活用できます。オーディエンスの生成と、マーケティング戦略のための条件設定についてこちらのガイドで説明します。

Adjustオーディエンスビルダで利用できるすべてのユーザーデータはプライバシーポリシーに準拠しています。データは他のレポートとは別のデータベースに格納され、個人を特定できる情報を含みません。

1基本設定

オーディエンスとは?

オーディエンスとは、定義した基準を満たすユーザの集合です。広告IDまたはPushトークンをデバイスIDとする動的なリストで、定義されたコンディションに基づいて選出されます。オーディエンスがダウンロードされる度に、ユーザーリストは自動的に最新の状態に更新されます。

オーディエンスはひとつのアプリに限らず設定できます。Adjustにトラッキングされている複数のアプリのユーザーをオーディエンスに含めることができます。

コンディションとは?

コンディションとは、オーディエンスに含めるユーザーの種類を決めるための明確な属性です。

オーディエンスを作成する際、以下のコンディションを設定できます。

  • アプリ (必須)
  • トラッカー*
  • アプリケーションステータス (インストール済のみ、アンインストール済、リインストール済)
    • インストールタイム (インストール済のみアプリケーションステータスで選択された場合にのみご利用いただけます)
    • アンインストールタイム (アンインストール済アプリケーションステータスで選択された場合にのみご利用いただけます)
    • リインストールタイム (リインストール済アプリケーションステータスで選択された場合にのみご利用いただけます)
  • デバイスタイプ
  • インストール時間
  • 最終セッション
  • アトリビューション
  • 収益イベント
  • 総滞在時間
  • 総収益**
  • アトリビューションソース (参照リンク)

*all appsを選択している時はこのコンディションは選べません **同一の通貨を使用しているアプリでのみこのコンディションを利用できます

設定できるコンディションの数に上限はありません。どのユーザーがオーディエンスに含まれるかを決める下記のようなエクスプレッションを用いて、すべてのコンディションを組み合わせることができます。

複数の条件を設定できるコンディションもあります。コンディションに1つ以上の基準が設定されたとき、そのコンディションは各基準に対して個別に適用される可能性があります。例えば、登録とアプリ内課金を含むイベントのコンディションを設定した場合、ユーザーリストは登録または課金のいずれかを行ったユーザーを含みます。

コンディションが上記のコンディションタイプで分かれている場合は、“and”の属性になります。フィールドレベルで1つ以上のコンディションが設定されている時は、すべてのコンディションが適用されるということです。例えば、アプリの登録をしたユーザーを含めるコンディションと、アプリ内課金を含める別のコンディションを設定した場合、オーディエンスに含まれるすべてのユーザーは登録アプリ内課金のイベント両方を行ったユーザーになります。

コンディションを削除するには、コンディション欄の右端にあるゴミ箱のアイコンをクリックしてください。コンディションを編集するには、ギアのアイコンをクリックしてください。

エクスプレッションとは?

エクスプレッションはコンディションのパラメータです。利用できるエクスプレッションはコンディションごとに異なります。Adjustオーディエンスビルダを使うと、以下のエクスプレッションを使ってデータをフィルタリングすることができます。

  • 含む (Include)
  • 除く (Exclude)
  • 〜未満 (Less than)
  • 〜を超える (More than)

includeを選択した場合、選択されたコンディションだけを含みます。つまり、収益イベント > include > 14 と選択した場合、収益イベントのその他の数字を引き起こしたユーザーは除かれます。

excludeを選択した場合、他のコンディションに関わらず、当てはまるユーザーを覗きます。例えば、

  • アプリ > include > myapp1 > myapp2 を選択し、
  • > exclude > Germany を選択した場合、

myapp1またはmyapp2を使っていたとしても、ドイツのユーザーはすべてオーディエンスから除かれます。

2オーディエンスの作成

設定方法

  1. ダッシュボード画面の左上のAdjustロゴよりナビゲーションバーを開き、オーディエンスビルダを選択してください。 Audience Builder menu icon
  2. 画面中央下のオーディエンス生成を選択してください。すでにオーディエンスを作成済みであれば、画面左上より新規オーディエンスを選択してください。 New audience
  3. 名称欄に、オーディエンス名を入力してください。 Enter name field
  4. ストアを選択してください。

    iTunes と、 Google Playストア が選択可能です。 Select store

  5. ユーザー特定方法を選択してください。

    ユニーク広告ID(iOSのIDFAやAndroidのGAID)、もしくは固有Pushトークンが選択可能です。ユーザーのデバイスに直接送信された個人向けメッセージを介してアプリの既存ユーザーをエンゲージしたい場合は、Pushトークンをご利用ください。 Select identifier

  6. アプリコンディションを使って、1つ以上のアプリを選択してください。これは唯一必須なコンディションです。 Select app
  7. 下の例のように、コンディションを選択してください。次のコンディションを追加する前に、それぞれのコンディションを確認してください。 Select condition 図1: を条件として選択 Define condition 図2: インストール時間を条件として選択し、日付を指定 Select NEXT 図3: 収益合計を条件として選択し、各項目を指定
  8. 設定が完了したら、をクリックしてください。
  9. オーディエンスをグループと呼ばれる区分に更に分けることができます。グループは、A/Bテストやネットワークのパフォーマンス分析に役立ち、同一ユーザーをターゲットとする複数のネットワークへの重複徴収を避けるためにも使うことができます。グループはユニークユーザーから成り立ちます。同じユーザーが複数のグループに同時に含まれることはありません。 Select groups オーディエンスをグループに分けるには、まずグループの数を指定してください。上限は10です。それぞれのグループが含むユーザーのパーセンテージを割り当ててください。すべてのグループのパーセンテージを合計すると100%になるように指定してください。グループ名は使用目的に応じて変更することができます。下記の例をご参照ください。 Name groups
  10. ここでそれぞれのグループのダイナミックURLを含むオーディエンスの概要と、ユーザー総数、パラメータ一覧を確認できます。すべてのURLはグループのすべてのユーザーのリストを含むCSVファイルへリダイレクトされます。このURLからは、誰でもCSVファイルにアクセスができ、ファイル内のデバイスIDを閲覧することができますので、ご注意ください。グループがダウンロードされる度に、ユーザーIDの最新リストが更新されます。
  11. 設定が済んだら 作成 を選択してください。編集する場合は、戻る を選択してください。
  12. 作成されたオーディエンスはオーディエンスビルダのホーム画面で確認できます。オーディエンスの情報はラベルで確認できます。オプションを表示するには、カード下部のカーソルをクリックしてください。
    • 詳細: オーディエンスについてのより詳しい情報をサイドバーに表示し、これを編集することができます。
    • 削除: オーディエンスを削除します。この操作は取り消しできません。削除されたセグメントに紐づくすべてのURLは利用できなくなります。

オーディエンスを作成する際、画面の右上部にリアルタイムでのオーディエンスサイズの計算値が表示されます。これが0になる場合、両立しないコンディションを選択していることになります。

3Adjustダッシュボードからオーディエンスをダウンロードまたは共有

作成したすべてのグループはダイナミックURLを生成します。ダイナミックURLは、画面右側のサイドバーを開くと確認できます。このURLはグループ内すべてのユーザーの情報を含むCSVファイルにリンクしています。クリップボードアイコンをクリックすると、URLをクリップボードにコピーできます。コピーしたURLをブラウザにペーストしてCSVを直接ダウンロードすることができ、チーム内またはパートナーとURLを共有することもできます。このURLからは誰でもCSVファイルにアクセスすることができます。

オーディエンスやグループと同様にURLも動的です。URLからCSVがダウンロードされる度に、最新のユーザーリストが自動的に更新されます。ユーザーデータはグループ間で重複しません。

4モバイル広告キャンペーンへのオーディエンスの利用

オーディエンスをCSVファイルとしてダウンロードすると、リターゲティングやアプリのリエンゲージメントキャンペーンに使える広告IDまたはPushトークンのリストが得られます。リテンションキャンペーンに向けて、任意の広告ネットワークにこのユーザーリストを直接提出することができます。

5よくあるご質問

オーディエンスCSVの更新頻度は?

オーディエンスCSVはリアルタイムで更新されます。オーディエンスがダウンロードされる度に、自動的に最新のユーザーリストが含まれます。

TrackersEventsのコンディションを複数のアプリで選択するには?

オーディエンスへアプリを選択する時、Adjustはそのアプリと関連するすべてのトラッカーとイベントトークンのリアルタイムなリストを作成します。複数のアプリへは、過大な量のトークンが必要となる場合があります。このデータを収集する際、Adjustのユーザビリティの指針を大きく超えるため、Adjustではこれらのコンディションの利用を単一アプリに制限しています。

オーディエンスはLATを有効化しているユーザーを含みますか?

Adjustオーディエンスビルダで生成されるオーディエンスは、LAT(Limit Ad Tracking - 追跡型広告を制限)をが有効になっているデバイスを含みません。Adjust SDKはiOS SDKバージョン2.1.0とAndroid SDKバージョン3.3.5においてLAT設定を検証しています。それ以前のバージョンのAdjust SDKを使っているアプリがインストールされているデバイスは、LATが有効化されているとみなされ、オーディエンスには含まれません。