本ガイドでは、SDKの実装からコールバック設定までの手順を解説しています。また参考資料として、重要な用語やKPI(キーパフォーマンス指標)の定義もこちらで紹介しています。

1アプリ設定

アプリのトラッキング設定を行うには、何よりも準備が大切です。adjust SDKはオープン ソースで短時間で簡単に実装できますが、どのイベントをトラッキングし、どの機能を活用し、アプリのデータを他のシステムにどのように接続するかという判断を行うには、事前の計画が必要になります。

adjustを利用するには、トラッキング用のSDKをアプリに実装する必要があります。他の多くのツールと違い、adjustはアプリのコードに干渉することなく実装できるオープン ソースのSDKを使用しています。

以下の説明通りに初期設定が終わったら、イベント トラッキングについてのページをご覧いただくと、より高度な機能の説明や、どのイベントをトラッキングするかの決め方について、ベスト プラクティスをご覧いただけます。

1.1ダッシュボードでのアプリ設定

はじめに、アプリをadjustダッシュボードに追加します。

  1. adjustダッシュボードから、「アプリ」画面へ移動し、「新規アプリの追加」を選択します。
  2. アプリIDを入力し、名前を指定します。
  3. 「アプリの作成」をクリックして確定します。
  4. SDの実装に必要なアプリトークンが発行されます。

このアプリ設定はいつでも変更することができます。

アプリを設定すると、adjustは、アプリ ストアから収集されたアプリのデータを、膨大なapptraceデータベースから検索します。これにより、adjustのダッシュボードに居ながら、ストアでのアプリのパフォーマンスを示すデータを引き出すことができます。apptraceは現在、iOSとAndroidをサポートしています。アプリが表示されない場合は、データが集計されておらず後から表示される可能性があります。

adjustにアプリを登録すると、アプリを識別するためのアプリ トークンを受信します。このトークンはSDKを実装する際に必要になります。

入力するアプリID

プラットフォーム アプリID IDを確認できる場所
iOS iTunes ID(数字) 123456789 iTunes Connect
Android バンドルID com.yourcompany.yourapp Google Play/開発者キット
Windowsストア ストアID(数字とアルファベット) dc6ef45c-f1db-c384-5a96-7c6a3e0c6c26 Windows ストア
Windows Phone ストアID(数字とアルファベット) 46ed4281-297a-2104-d540-d8735975f2bd Windows Phone ストア

アプリをまだストアで公開していない場合は、上例のような複製のアプリIDを仮入力してください。apptraceデータは集計されませんが、ここでの設定を完了し、トラッキングの実装行程に移ることができます。

ただし、後述の説明の通りに静的URLへのリダイレクトを設定しないと、正しいアプリIDが入力されるまで、適切なトラッキングURLへリダイレクトすることができません。

1.2マルチプラットフォームアプリ

2つ以上のOSでアプリを展開している場合、Adjustでマルチプラットフォームアプリの設定を選択できます。この設定をすると、Adjustとアプリのすべてのバージョンとの連携が同じアプリトークン、イベントトークン、トラッカートークンでサポートされます。さらに、すべてのマルチプラットフォームトラッカーURLはそのデバイスに関連するアプリストアへ自動的にリダイレクトします。Adjustにてマルチプラットフォームアプリとして設定するには、以下の手順に従ってください。

設定方法

初めてアプリを設定する場合は、この章の最後の初期設定をご一読ください。

Adjustダッシュボードにて:

  1. アプリ設定 > (設定) プラットフォーム と進めてください。
  2. モジュールの最下部にある マルチプラットフォームアプリON にしてください。
  3. アプリ名 欄の下にあるOSアイコンから、該当するものを選択してください。
  4. Androidを選択している場合は、該当するアプリストアを選択し、関連するアプリIDを入力してください。
  5. 任意: カスタムリダイレクトURLを入力できます。カスタムリダイレクトはデフォルトのストア設定を上書きします。カスタムストアURLについて詳しくはこちらをご確認ください。
  6. 任意: デフォルトのプラットフォームとして設定できます。デフォルトプラットフォームは、Adjustがクリック時にデバイスのOSを決定できず、かつフォールバックURLが設定されていない場合にリダイレクトするストアです。Adjustフォールバックパラメータについて詳しくはこちらをご確認ください。
  7. 設定が完了したら、 保存 をクリックしてください。

*Adjustにて初めてアプリを設定する場合、1つのプラットフォームを選択して設定を始める必要があります。完了すると、上記のマルチプラットフォーム設定に進むことができます。

1.3adjust SDKとの連携

連携プロセスは以下の通りです。

  1. こちらから、該当するプラットフォームを選択して、adjust SDKをダウンロードします。
  2. readmeの説明に従ってソース ファイルをダウンロードし、プロジェクトにインポートします。
  3. readmeの説明に従ってアプリ トークンを指定します。
  4. あとは「ビルド」ボタンを押すだけです。

手順は以上です。ただし、readmeをよく読んで、パーミッションの指定やフレームワークの設定を正しく行ってください。ご不明な点がありましたら、support@adjust.comまでお問い合わせください。

adjust SDKを上記のように統合すると、コンバージョン トラッキング、セッション分析、標準的なKPIの設定が約5分で完了します。

次のセクションでは、アプリ内イベントを分析するために、売上額を送信し、SDKで情報を捉えることで、より体系的な情報を得る方法を説明します。

1.4イベントと売上のトラッキング

イベントは、アプリでユーザーが行うすべてのアクティビティのことで、購入や登録など、特定の時間に発生する特定のアクションとして発生します。

アプリ内イベントを適切に実装することが、効果的なアプリ トラッキングの要となます。adjustでは、アプリ内イベントの設定に料金は一切かかりません。ビジネス インテリジェンスで最適な視点から分析を行うには、優良ユーザーを定義するのに役立ちそうなアプリ内のあらゆるコンバージョン ポイントをトラッキングしてください。イベント実装の詳細に関する手引きは、イベント トラッキングについてを参照してください。

アプリ内のイベントをadjustに送信するには、まずダッシュボードでイベント トークンを作成し、次にアプリのイベント発生箇所にeventTrackメソッドを実装します。

イベント トークンはダッシュボードの「イベント」画面で作成できます。「新規イベント」をクリックして、任意の名前を入力すると、イベントが6文字のトークンとともに一覧に追加されます。このトークンをアプリに実装します。

購入や他の売上イベントをトラッキングするには、売上イベント専用に1つまたは複数のイベント トークンを作成し、追加の売上パラメータとともにアプリに実装します。詳細はイベント トラッキングについてを参照してください。

また、どのアプリ内イベントでもコールバックを設定し、データをサーバーに送り返すことができます。詳細については、後述「データの使用」セクション、またはコールバックについてを参照してください。

1.5サンドボックス設定

adjust SDKを統合する際は、テストおよび結果分析を慎重に行い、すべての設定が正しく整然と行われているか確認してください。

テストでは、必ずサンドボックス環境を使用してください。サンドボックス環境を使うことでテスト データと本番データを区別することができます。アトリビューション、コールバック、トラッキングはサンドボックス環境で正常に稼働します。サンドボックスでは使用できない指標や分析(コホート分析など)もあります。

ただし、アプリをストアへ提出する際は必ず製品版環境をご使用ください。サンドボックス環境を使ってアプリを配信しないでください。

ダッシュボードで、階層リンク バーの隣、画面右上にある「Sandboxデータ表示」ボタンを押すと、サンドボックス データを表示できます。

1.6ログ設定

SDKを実装する際、(XcodeやEclipseなどの)開発環境に出力されたSDKログを観察してください。メッセージがサーバーに送信され、何らかの問題が発生している場合、SDKは問題を通知します。

下記のいずれかのログ レベルを選択することで、SDKが出力するログの量を変更できます。adjust実装のテストを入念に行う場合、より情報量の多い詳細ログを使うとよいでしょう。

詳細度はデフォルトでは情報に設定されています。

SDKでのログ設定について、詳しくはiOSAndroidの各ガイドをご参照ください。

iOS Android    
[AdjustIo setLogLevel:AELogLevelVerbose] AdjustIo.setLogLevel(Log.VERBOSE) 詳細 想定される情報すべて
[AdjustIo setLogLevel:AELogLevelDebug] AdjustIo.setLogLevel(Log.DEBUG) デバッグ 重要なデバッグ ログ
[AdjustIo setLogLevel:AELogLevelInfo] AdjustIo.setLogLevel(Log.INFO) 情報 標準的なログ付け
[AdjustIo setLogLevel:AELogLevelWarn] AdjustIo.setLogLevel(Log.WARN) 警告 問題が発生しそうな場合
[AdjustIo setLogLevel:AELogLevelError] AdjustIo.setLogLevel(Log.ERROR) エラー 問題が発生した場合
[AdjustIo setLogLevel:AELogLevelAssert] AdjustIo.setLogLevel(Log.ASSERT) アサート ログ付けが無効

1.7ストアへのアプリの提出

他の多くのSDKと異なり、adjust SDKはオープン ソースです。アプリに最適なビルド設定を指定すると、SDKがそれに従います。さらに、SDKのコードを検証することができるため、用途を正確に把握できます。

新たにインストールしたadjust SDKを使用してアプリのテストを開始するとすぐに、オーガニック トラフィックとしてadjustダッシュボードに表示されます。

オーガニック トラフィックとは、トラッキングされている広告ソースを経由していないトラフィックのことです。これにも他ソースと同様にKPIが適用されます。オーガニック トラフィックの獲得には、当然ながら、コストはかかりません。

この段階で、adjust ダッシュボードではインストール数が急増します。これはadjust SDKを初めて統合した際に現れる典型的な現象で、各ユーザーがアプリを、adjustを導入した最初のバージョンにアップデートすると、それがインストールとして登録されるために生じます。1~2週間でインストール数の推移は安定します。

ユーザー基盤が大きい場合は、アップデートの効果が落ち着くまで、顧客獲得キャンペーンを行わないことを推奨します。

2インストールのトラッキング

adjustのコンバージョン トラッキングでは一般的に、インストールとそれを発生させたURLのクリックを結びつけます。このクリックには、広告、ウェブサイト、そして他のアプリで発生したものが含まれます。

adjustリンクからストアへ転送されたユーザーは、ブラックボックスへの入力と考えることができ、インストール数はその出力側の数値です。

精巧かつ性能が向上したデジタルフィンガープリントを駆使し、クリックやインストールを調べ、共通の環境要因を識別し、インストールを特定のソースにアトリビュートすることができます。

2.1トラッカーURLの設定

新たなソースを設定するには、新たなトラッカーURLを生成して、そのURLへのリンク付けを行います。 その後の追跡はすべてadjustにお任せください。

  1. ダッシュボードの「アプリ」画面で、アプリを展開します。
  2. リストの下部にある「新しいトラッカー」をクリックします。
  3. トラッカー名を入力してEnterキーを押して下さい。

これで新しいトラッカーが生成され、リストに表示されます。次のようなURLが表示されます。

https://app.adjust.com/f0ob4r

新しいデバイスでこのリンクをクリックしてアプリをインストールすると、クリックとインストールが追加したトラッカーに結び付けられます。このような、ネットワークに送信したり、クリエイティブに設定したりするURLは、クリックURLまたはリダイレクトURLとも呼ばれます。このURLは多くの追加機能の基盤になっています。テストについて質問がある場合は、support@adjust.comまでお気軽にお問い合わせください。

又、トラッカーをさらに4段階までグループ分けすることができます。詳細については、トラッカー作成ガイドを参照してください。

2.2トラッカーの発行

すべてのインストール ソースを設定したら、広告に正しいトラッカーURLが設定されていることを確認してください。この設定はご自身で行うか、社内のネットワーク アカウントの管理者に依頼してください。

お客様のネットワークでコンバージョン ポストバックの受信が必要になる場合があります。このコンバージョン ポストバックはクリックするURLへ動的にタグ付けされています。弊社のすべての提携パートナーで、この機能を活用できることが確認されています。新しいネットワークを統合したい場合は、お気軽にsupport@adjust.comまでご連絡ください。

基本的な設定は以上で完了です。トラッカーがクリックされ、アプリがインストールされると、情報が瞬時にダッシュボード統計に表示されます。

2.3アトリビューションのテスト

必要であれば、パラメータとトラッカー生成が正常に機能しているかをテストして再確認することができます。アトリビューションのチェーン全体を余す所無くテストするには、お使いのデバイス(新しいもの、もしくはクリーンな状態のもの – 下記参照)でトラッカーをクリックし、アプリをインストールした後、イベントをいくつか実行します。データがサーバーに到達してから数分以内に、すべての結果をダッシュボードで確認できるようになります。

adjustのSDKを導入したアプリをまだストアで公開していない場合は、はじめにトラッカーURLをクリックしてから、ストアを閉じて開発版のビルドをデバイスにインストールする必要があります。

Adjustサーバーがデバイスを一度認識すると、Adjustはそのデバイスのアトリビューションを永続的に維持します。複数回テストを行う場合は、Adjustサーバーから該当のデバイス情報を削除する必要があります。デバイス情報の確認および削除には、テストコンソールをご利用ください。テストコンソールは、ダッシュボードの操作なしにデバイス情報の確認と削除ができるAPIも用意しています。

2.4Facebookとの連携

adjustは、Facebookから認定を受けてFacebookのモバイルアプリインストール広告とオーディエンスネットワークからのインストールを測定しています。

これにより、adjust SDKを使っていれば、Facebook SDKを導入しなくても、KPIや測定結果を受信したり、Facebookのモバイル アプリのインストールを分析できるようになります

ダッシュボードでFacebookアプリIDを指定するだけで、Facebookのアプリ キャンペーンを設定することができます。

  1. アプリ設定画面から、パートナー設定 > Facebook と進んでください。
  2. FacebookアプリIDを入力し、保存 をクリックしてください。

以上で設定は終わりです。これ以降、adjustはFacebookと連動して、Facebookにアトリビュートできるインストールの有無を確認します。Facebook広告のダッシュボードから広告を稼働させましょう。

特別なトラッカー グループがadjustによって作成され、Off-Facebook Installsの広告グループのデータが自動的に読み込まれます。

誤差に関する重要な説明を含む、Facebookの詳細についてはFacebookモバイル メジャーメント ガイドを参照してください。

2.5誤差についてのトラブルシューティング

インストールのトラッキングを開始すると、iTunes Connect、Facebookダッシュボードや他のメディア ネットワーク ソースなどのダッシュボードのデータとadjustダッシュボードのデータが一致しないことがあります。これには、いくつかの共通の原因が考えられます。

  • ダウンロードとインストールの違い
    これらのアプリ ストアでは、アプリのダウンロード数、つまりユーザーがストアのランディング ページで「ダウンロード」をクリックした回数をトラッキングしています。一方、adjustではインストール数、つまりアプリを1回は開いたユーザー数をトラッキングしています。アプリをダウンロードしても開いていないユーザーや、ストアから他の場所を経由して発生したインストールにより、ストア側の数字とadjust側の数字に多少の差異が生じることがあります。

  • アトリビューション方式の違い
    adjustでは一律に、クリック ベースの7日間のアトリビューション方式を採用しています。これに対し、お客様のパートナーでは別の方式が用いられている場合があります。

  • タイム ゾーンの違い
    一時的に生じるわずかな差異の多くは、adjustの時間の測定法に起因します。adjustデータベース上のそれぞれの日付は、GMTと同様に世界共通のタイム ゾーンであるUTCを基準としています。夏時間はありません。お客様のパートナーでは異なるタイム ゾーンをもとに日付を表示している場合があります。この差異はタイムゾーンを変更することによって軽減できる可能性があります。タイムゾーンは、アカウント設定 > アカウント情報 と進むか、レポートページにてタイムゾーンフィルタを使って変更できます。

  • KPIの定義の違い
    多くの場合、KPIに普遍的な定義はありません。そのため、adjustが他のパートナー企業とは異なる公式や関数に基づいた数値を表示していて、測定自体は正確に行われている可能性があります。本ガイドの最後では、adjustダッシュボードで用いられるすべてのKPIを明確に定義しています。

  • トラッキング システムの違い
    adjustは洗練されたアプリ内 SDKを使用しており、デバイスがオフラインであっても、セッションやイベントを確実にトラッキングできます。他のトラッキング サービスが別の技術を用いている場合、差異が生じる可能性があります。

他に不明な点があれば、support@adjust.comまでお気軽にお問い合わせください。

2.6アプリストアとの連携

トラッカーは、iTunes、Google Play、またはWindows Storeのランディング ページ、つまりユーザーがアプリをダウンロードできる場所に、デフォルトでリダイレクトするようデザインされています。次のセクションで説明するリダイレクトを使用すれば、例えば他のストアや自分で作成したランディング ページに、転送先を変更できます。

adjustのトラッカーは特定の言語や場所を指定しませんが、ストア独自のロジックにより、ランディング ページの表示地域設定が変更されることがあります。

2.7iTunes Analyticsの実装

AdjustダッシュボードからiTumes Analyticsへの接続を自動で設定することができます。設定するには、ダッシュボードのアプリ設定パネルにAppleプロバイダIDを追加してください。

プロバイダIDはApple Campaign Generatorで確認できます。”Provider ID”欄の7桁の数字です。

プロバイダIDを確認したら、以下の手順に従ってiTunes Analyticsとの連携を進めてください。

  1. アプリの設定を開いて、プラットフォーム設定からiOSを選択します。
  2. 詳細設定を選択すると、Apple Provider IDが表示されます。
  3. Apple Provider IDを記入します。

adjustは自動的にiTunesリンクに必用パラメータを追加します。

iTunes App Analyticsでのキャンペーン名には、Adjustダッシュボードのネットワークレベルのトラッカー名が反映されます。ただし、iTunes App Analyticsのキャンペーン名は上限40文字です。Adjustでの名称や、apple_ctパラメータからとった名称は40文字以内に切り取られます。

2.8ディープリンク設定、リダイレクト先の変更、フォールバック

トラッカーのリダイレクト動作を動的に修正して、ユーザーをアプリ、ランディング ページ、別のアプリ ストア、またはダウンロード ページに直接リダイレクトすることが可能です。

シンプルなURLパラメータを使えば、次のような静的なリダイレクトを作成することができます。

https://app.adjust.com/foobar?redirect=http%3A%2F%2fmypage.com

URLの信頼性を確保するため、送信するすべてのリダイレクト パラメータをエンコードする必要があります。

高度なリダイレクトのパターンについて、詳しくはトラッカー作成ガイドを参照してください。

無効なURL、またはユーザーをストアに到達させないターゲットにユーザーをリダイレクトすると、ダウンロードは受信されないのでご注意ください。

3ダッシュボードの使用

ダッシュボードでは、すべての集計データ、および主要KPIを一目で確認できます。以下のセクションでは、adjustダッシュボードで利用できる機能と分析における活用方法について説明します。

ダッシュボードには多数のセクションがあり、データを手動で処理することなく掘り下げることができます。

レポートでは、アプリに関する主要な指標を一目で確認できます。このページは、各アプリの「レポート」を押すと表示されます。

アプリのレポートは、特定のアプリのデータの概要で、各KPIのグラフとともにトラッカーごとの主要な指標を表示します。この画面は、レポート概要で特定のアプリをクリックするか、アプリの概要画面でアプリを開いて「レポート」をクリックすると開きます。ここで、概要グラフ、主要KPI、およびこれらの分布を確認できます。特定のソースの名前をクリックすると、この画面から4番目の階層まで、更に掘り下げて詳細な統計を確認することができます。

提供データは特定の国、プラットフォーム、アトリビューションタイプなどで更にフィルタリングできます。トラッカーごとに自動的に表示されている時に、日付や国、ビジネス地域(EMEA、NA、LATAM、APAC)、プラットフォームなどで並び替えることもできます。これらの設定を変更するには、ダッシュボード右上部のフィルターアイコンをクリックし、必要なフィルターを設定してください。

不正防止は、有効化されていれば、不正防止ツールの結果へリンクしています。

コホートを使ってコホート分析にアクセスすれば、ユーザー生涯の段階に応じてパフォーマンスを測定できます。設定ページを(右側の歯車アイコンを使って)展開すると、コホートから得られる、すべての利用可能なKPIにアクセスできます。

ビューは遷移を簡単にするためのカスタムテンプレートを作れるオプションです。ダッシュボード上部の星をクリックし、レポートページの上部にタブとして表示されるカスタムビューを設定できます。 ビューは提供データや不正防止ツール、コストなどの設定したKPIを含めることもできます。

apptraceは、adjustのアプリ ストアの分析サービスであり、アプリ ストア内におけるアプリの実情を確認できます。AndroidおよびiOS向けアプリのapptraceはの上部メニューバーからアクセスできます。

3.1複数ユーザーの設定とアカウント設定

アカウント情報を最新に保つことによって、データの管理や料金請求が円滑に進みます。ダッシュボードのアカウント設定タブにすべての個人および会社に関する詳細が保存されていますので、お客様情報の確認や編集、ユーザーの追加、請求履歴などをこちらで行うことができます。

アカウントの設定及び閲覧権の設定についてはこちらをご参照ください

4データの活用

adjustダッシュボードでは、深く掘り下げられたデータとともに、アプリのパフォーマンスおよびインストールソース別のユーザーの質を理解するのに役立つ幅広いKPIが表示されます。

広告キャンペーンを効果的に最適化できるよう、データを掘り下げて多様な広告ソースを容易に比較することもできます。

報告されるデータとKPIは、トラッカーごとに異なります。目標によっては、異なるKPIと指標がソースのパフォーマンスをより適切に示すこともあります。

レポートは常にピボットフォーマットですので、Excelピボットテーブルや他のデータ処理システムと共に使いやすいよう作成されています。カスタムの測定基準の設定や、それらを整理、グラフ化しやすく、一貫して信頼できるデータをエクスポートしてご利用いただけます。

4.1インスタント・レポート

AdjustダッシュボードからいつでもCSVフォーマットのデータをダウンロードすることができます。

  1. アプリのレポートページにて、レポートを表示したいデータを選んでください。レポートには以下の情報を含めることができます。
    • 合計、コホート、または不正防止
    • ユーザー定義のビュー
    • データ範囲のカスタマイズ
    • トラッカーのレベルとしてネットワーク、キャンペーン、アドグループ、クリエイティブのいずれか
    • 環境、プラットフォーム、国などその他のフィルタ
  2. レポートページ右上部のダウンロードアイコンをクリックしてください。
  3. スナップショットまたはドリルダウンのうち、ダウンロードしたいデータのフォーマットを選択してください。双方の違いについては下記で説明しています。
  4. ドリルダウンを選択した場合、レポートの粒度とグループ分けの方法を選択してください。グループ分けは国別またはビジネス地域(EMEA、LATAM、APACなど)のいずれかを利用できます。*
  5. ダウンロードをクリックしてください。レポートがCSV形式でダウンロードされます。

注意: 時間の粒度は30日以下の期間でのみ選択でき、2017年1月1日より前の日付は含められません。DAU、WAU、MAUに対しても利用できません。

スナップショット・レポート

スナップショット・レポートはダッシュボード上で見たままのデータを表示します。下位レベルのトラッカーでの分割は行われません。

ドリルダウン・レポート

ドリルダウン・レポートは必ずしも見た通りのデータ分割ではありません。現在表示されているトラッカーの下位のトラッカーレベルまで分割したレポートを表示します。

スナップショット/ドリルダウンの選択例 NETWORK Xという名称のネットワークレベルトラッカーがある場合を仮定します。NETWORK Xの下に2つのキャンペーントラッカーがあり、そのうちCAMPAIGN AはAdgroup BとAdgroup Cを含んでいます。CAMPAIGN XはAdgroup YとAdgroup Zを含んでいます。現在NETWORK Xのレベルのトラッカーを表示している場合、データは2つのキャンペーンで分割されているでしょう。この時に’スナップショット’レポートをダウンロードすると、ダウンロードされたCSVファイルもまた2つのキャンペーンに分割されています。’ドリルダウン’レポートをダウンロードする場合、レポートに表示されるデータは最下層のトラッカーまで、この場合Adgroup A、Adgroup B、Adgroup Y、Adgroup Zまで分割されます。

*ビジネス地域における国一覧は、こちらをご覧ください。

4.2リポートの自動化

オンラインのダッシュボードに加えて、アプリごとにリポート設定をカスタマイズして、電子メールで自動送信することもできます。

  1. アプリの概要画面で、自動リポートを設定するアプリを展開します。
  2. 「設定」をクリックします。Emailのリポート設定が表示されます。
  3. 頻度、期間、およびリポートの種類を選択します。リポートの種類の詳細については、前のセクションを参照してください。
  4. リポートを受信する電子メールアドレスを入力してください。コンマで区切って、任意の数のアドレスを入力することができます。

レポートは設定されたEメールアドレス宛にUTC時刻における早朝に送信されます。

4.3インストールとアプリ内イベントのコールバック

ご自身のサーバーなど、他のシステムで実施するキャンペーンからのデータも入手したい場合、アプリ内でトリガーされた、すべてのイベントやインストールに関するデータを、HTTP GETリクエストを通して受け取ることができます。

ダッシュボードの「イベント」画面で、各イベントでトリガーされるコールバックURLを入力できます。これは、SDKに修正を加えることなく、いつでも変更できます。

  1. adjustダッシュボードから、「イベント」画面へ移動し、アプリを開きます。
  2. 本ガイドのセクション1.3で設定したイベントの一覧で、インストールを含むすべてのイベントに関して、「コールバックの追加」を選択できます。
  3. イベントがトリガーされた際にadjustサーバーからpingを送信するURLを設定して、コールバックを追加してください。

この画面ではクリックやインストールもイベントとして記録されるため、クリックやインストールにもコールバックを設定できます。

adjustのコールバックの使用方法の詳細はコールバックについてをご覧ください。

4.4コールバックにおける動的データ(Dynamic Data)の受信

プレースホルダ
{adid} adjustが提供する一意のデバイス識別子
{tracker} インストールがアトリビュートされたソースのID
{event} 呼び出されているイベントのID
{idfa} 広告識別子(IDFA)
{android_id} Google Android ID

adjustでは、シンプルなURL pingを受信するだけでなく、イベントをトリガーしたデバイスで取得できる様々な変数を、コールバックに含めることもできます。例えば、http://crm.your-ltd.com/appへのコールバック設定で「{idfa}」プレースホルダを使いたい場合は、変数の名前を決めてプレースホルダを定義すれば、コールバック時にプレースホルダがIDFAの値で置き換えられます。

http://crm.your-ltd.com/app?device_id={idfa}

これをイベントのコールバックに設定すれば、イベントがトリガーた際に、adjustのサーバーからこのURLがリクエストされます。お客様のサーバーでこのリクエストが許可されると、「device_id」という名前の、デバイスのIDFAを表す変数を受信します。

コールバックについてのページでは、全プレースホルダのリストとその利用方法、およびコールバックに関する補足説明を紹介しています。

4.5コールバックの高度な使用方法

コールバックは柔軟性の高いデータ送信ツールであり、ビジネス ロジックで使用したり、さらにはリアルタイムのアトリビューション データに基いた、より幅広いマーケティング活動の促進に用いることができます。コールバックについてでは、次のような高度なトピックを紹介しています。

  • アプリ内イベントからのカスタム パラメータの送信
  • adjustから取得できるデータをリクエストする追加パラメータ
  • システムでコールバックを使用する際のベスト プラクティス

これらのトピックおよび詳細についてはコールバックについてを参照してください。

4.6Rawデータのエクスポート

adjustではAmazon S3 バケットへの自動アップロードを使ったRawデータへのアクセスを用意しています。有効化すると、adjustは事前に定義されたS3バケットに定期的にCSVをアップロードします。

注意: s3:ListBuckets3:GetBucketLocations3:PutObjectの各パーミッションがAmazon S3バケット設定にて有効化されていることをご確認ください。 詳しくはこちらをご参照ください。

以下にポリシーの例を示します。

{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Effect": "Allow",
            "Action": [
                "s3:GetBucketLocation",
                "s3:ListBucket"
            ],
            "Resource": [
                "arn:aws:s3:::YOUR-BUCKET-NAME-HERE"
            ]
        },
        {
            "Effect": "Allow",
            "Action": [
                "s3:PutObject"
            ],
            "Resource": [
                "arn:aws:s3:::YOUR-BUCKET-NAME-HERE/*"
            ]
        }
    ]
}

YOUR-BUCKET-NAME-HEREにバケット名を入力してください。

自動アップロードの有効化

S3バケットへの自動アップロード有効化の手順は以下の通りです。

  1. 自動アップロードを有効化したいアプリの設定タブをクリックしてください。
  2. Rawデータエクスポートを選択してください。
  3. Amazon S3バケット認証情報を入力してください。
    • Transfer Accelerationに使うバケットの名称はDNSの命名規則に従う必要があり、ドット(“.”)を含めることはできません。
  4. アップロードするデータに含むイベントを選択してください。
  5. 最後に、下部の欄にCSVの構造を定義してください。利用できるCSV定義の例が下に挙げられています。

これらの手順通りに設定すると、adjustは直ちに記録を開始しS3バケットへのRawデータのアップロードを始めます。

CSVファイルの命名規則

adjustがデータをアップロードするファイルの名前は以下の規則に従って名称が付けられています。

appToken_2006-01-02T150405_hash.csv.gz
  • apptoken = アプリのトークン
  • タイムスタンプ = 毎時ファイルが生成されるので、開始時のタイムスタンプ
  • ハッシュ = CSV定義より生成されるユニークのハッシュです。CSV定義を変更すると、新しいハッシュと新しいファイルが生成されます。

実際には以下の例のようになります。

53fzmd3b1234_2016-10-11T100000_a5b80537df7f9099424548c7a65edaga.csv.gz
CSVデータのフォーマット定義

CSVのは1行目にフォーマットを記入することで定義できます。ヘッダー要素をカンマ区切りで入力してください。間にスペースを入れてはいけません。1カラム以上の要素が必要です。カラムとして設定できるフォーマットは3種類あります。

  • プレースホルダ:
    CSVで{placeholder}として定義され、プレースホルダリストから値を選択できます。adjustは適用できる値があればそのプレースホルダにその値を入力し、記録されているアクティビティがプレースホルダの範囲外もしくは利用できないものであった場合は、そのセルは空欄になります。

  • コールバックパラメータ:
    CSVで[callback_parameter]として定義され、adjust SDKで定義されるコールバックパラメータの名前に対応します。adjustはSDKから受信した該当のコールバックパラメータを入力します。もし利用できない場合はそのセルは空欄になります。

  • 定数 (任意):
    CSVで"constant"として定義され、任意の定数を入力できます。この値はCSVのすべての行に挿入されます。

CSVカラムのフォーマット例

ここでは定数"My awesome app users"、プレースホルダ{idfa}、コールバックパラメータ[user_id]の3つのカラムのCSVを作ると仮定します。この場合、CSVの構造は以下のように定義されます。
- "My awesome app users",{idfa},[user_id]

プレースホルダ、コールバックパラメータおよび定数はいくつでもで意義できます。下記の例はより複雑で合理的なCSVの構造の例です。
- "const1",{gps_adid},"const2",{idfa},[user_id],[callbackParam2],[anotherCallbackParam],{tracker_name}

注意
- 記号を含むプレースホルダ、パラメータ名、定数は上記のフォーマットのルール上使用できません。, " [ ] { }使用しないでください

4.7コホート分析

コホート分析は、ユーザー セグメントをより詳細に掘り下げるための洗練されたツールです。この分析により、共通の日付でユーザーをセグメント分けし、ユーザーがアプリを使用する動向やライフサイクルを探り出せるようになります。

まず、ユーザーはインストール日によってセグメント分けされ、インストール日のコホートが作成されます。ある特定の日にアプリをインストールしたユーザー全員は1つのセグメントに分類され、次にアプリの利用状況やアクション数が、トラッキング開始からの経過日数別に計算されます。

その後、すべてのユーザーのデータがインストール日のセグメント別に集計され、継続利用率や、アクション発生数をインストール後の経過日数ごとに簡単に比較できるようになります。

コホート分析のもう一つの集計方法では、基本指標がトラッカーを基準に集計されます。その後、インストール後の経過日数に基づく平均KPIが表示され、複数の獲得ソースを同じ基準で比較したり、詳細に分析することができます。

コホート データはすべて、ダッシュボードのコホート分析画面、またはコホート リポートで確認できます。

5adjustをさらに活用する

本ガイドはadjustをはじめて利用する方向けに作成されており、その多彩な特徴や機能については他のガイドでより詳しく説明しています。

5.1リターゲティング

リターゲティング キャンペーンやリエンゲージメント キャンペーンは、アプリを既にインストールして使用しているユーザーの一部または全体を対象に実施します。これらは非常に有効なツールで、データを活用して、他の手段よりも高い費用対効果で優良ユーザーの獲得を実現します。

adjustは他のソースと同様にリターゲティング キャンペーンを効果的に追跡し、見識を提供します。詳細については、リターゲティング ガイドを参照してください。

5.2トラッカーの作成

adjustで中心的な役割を果たすトラッカーでは、URLパラメータを使って有効化できる、次のような幅広い追加機能が用意されています。

  • 選択したデータをパートナーにポストバックする機能
  • パブリッシャーID、キャンペーンID、クリエイティブの種類などのセグメント データを捕捉する機能
  • デバイスIDを用いたコンバージョンの改善
  • ディープリンク、フォールバック、リダイレクト

トラッカーの追加機能の詳細についてはトラッカー作成ガイドを参照してください。

5.3ディープリンク

ディープリンクを使うと、アプリストアを介さずにユーザーをアプリへ直接誘導できます。Adjustトラッカーにディープリンクを追加することができ、Adjustはユーザーを適した場所へ自動的に遷移させ、ディープリンクによるユーザーの挙動をトラッキングします。

詳しくはディープリンクガイドをご覧ください。

5.4イベントの使用

adjustの柔軟で無料のアプリ内イベント追跡を使えば、ユーザーがアプリをインストールしてから使用しなくなるまでの動向を高精度で分析し、目標達成のために時間と費用をどう投資すればよいか、明確に把握することができます。アプリ内イベントの真価は、ラベルを追跡した後のデータの活用方法にあります。

イベント トラッキングについてでは、次のようなトピックや特徴を詳しく説明しています。

  • 複雑なコンバージョンをトラッキングする際のベスト プラクティス
  • iTunesの価格帯モデルに対応した為替レート計算
  • アプリ内購入データの重複登録防止

5.5ネットワークの統合

ネットワークの統合は、トラフィック パートナー企業同士の責任で実施する必要があります。adjustでは、他のトラフィック パートナーが容易かつ柔軟に必要なデータを取り込めるシステムを構築し、お客様の手を煩わせないようにしています。

このシステムが機能する仕組みを知りたい場合は、ネットワーク統合ガイドを参照してください。また、ネットワーク統合パートナーの一覧では、以前からこのシステムを採用しており、統合をスムーズに行うことのできるパートナーをすべて紹介しています。

5.6Facebookモバイル計測

Facebookのモバイル メジャーメント パートナーとして、adjustでは、すべてのFacebookキャンペーンを、SDKやダッシュボードを使ってシームレスに分析することができます。Facebookとの連携の詳細については、Facebookモバイル メジャーメント ガイドを参照してください。

5.7Apple Search Ads

Adjustを使ってAppleの検索広告サービスSearch Adsをトラッキングできます。アプリをダウンロードする前にユーザーがiTunesで検索したキーワードをトラッキングします。

これはすべてのクライアントに対して自動的に行われ、レポートの合計ページに表示されます。ネットワークレベルのトラッカー名はApple Search Adsと表示され、キーワードがクリエイティブレベルのトラッカー名となります。トラッカー構造は以下のようになります。

Apple Search Ads::iad-campaign-name (iad-campaign-id)::iad-adgroup-name (iad-adgroup-id)::iad-keyword

ダッシュボード上にキーワードのないApple Search Adのインストールが表示されている場合、そのインストールはAppleの従来のアトリビューション機能iAdにインストールがアトリビュートされており、AdjustとAppleの間での差異を生じないためにApple Search Adsとして表示されています。

Apple Search AdsはiOS SDKバージョン4.4.5以降でご利用いただけます。

6用語集

アプリ内広告や解析サービスの業界では、KPIの定義が今のところ統一されていません。以下に、頻出する用語とその定義を、五十音順で紹介します。

6.1一般用語

  • アトリビューション
    adjustでは、すべてのオーガニックでないインストールとアトリビュージョンカウント中のすべてのリアトリビューションが含まれます。。インプレッション、クリック、オーガニックインストール、アプリ内イベントはアトリビューション数に含まれません。

  • アプリのダウンロードのトラッキング
    アプリのダウンロードがトラッキングされると、インストールと利用動向が特定のユーザー ソースに結び付けられ、ユーザー ソース間でパフォーマンスが比較されます。コンバージョン トラッキングという用語も頻繁に用いられます。

  • インストール
    adjustでは、ユーザーがアプリを初回起動した時点でインストールとして計測されます。

  • 売上
    ユーザーがアプリ内購入、または他の方法でアプリを使用して発生させた収入を売上としています。

  • クリック
    adjustでは、adjustトラッキングリンクへのクリックのみをクリック数として計測します。

  • セッション
    ユーザーがアプリケーションを開くことをセッションと定義しています。再使用までには30分の間隔が必要で、それがない場合は同一のセッションとしてカウントされます。例えば、アプリを5分おきに開きながら長時間使用している場合は、間隔が不十分なために、1セッションとしてカウントされます。

  • ソフトウェア開発キット(SDK)
    アプリのSDKはアプリ内に配置された小規模なプログラムのようなものです。adjustはトラッキングおよび分析にオープン ソースのSDKを使用しています。これにより、アプリ開発者はSDKの内容を簡単に閲覧、確認し、思い通りに設定することができます。したがって、予想外のクラッシュなどの、クローズド ソースのSDKの使用にともなう問題を回避することができます。

  • デジタルフィンガープリント
    広告がクリックされるとデジタルフィンガープリントを用いてモバイルデバイスを識別します。この手法を用いると、収集されるデータに個人情報は含まれません。ユーザーがadjust SDKが実装されたアプリをインストールして開いた際にも同様のプロセスが生じ、その後adjustのサーバーでデバイスと広告ソースが結びつけられます。adjustは、ePrivacy準拠の技術を使用しています。

  • トラッカー
    トラッカーとはユーザー ソースに結び付けられたURLのことです。このソースは広告である場合が多いですが、メール配信のニュースレター、他のアプリやQRコードの場合もあります。

  • URL(ユニフォーム リソース ロケーション)
    URLとはリンクであり、リソースがウェブ上で位置するアドレスになります。

6.2KPIの定義

より意義深いKPIを提供するため、単にある時間データを示すのではなく、インストール後の時間枠を設定したコホート分析による分類を行っています。ダッシュボードで表示されるユーザーKPIの平均値は、インストールから7日後か30日後のいずれか、またはユーザーの生涯価値(LTV)の時間枠で算出されたものです。

  • 一見ユーザー率(OTU)
    インストール日にしかアプリを開いて使用しなかったユーザーの比率を指します。

  • イベント コンバージョン率
    1回以上、特定のイベントをトリガーしたユーザーの比率を指します。

  • 課金ユーザー1人当たりの平均売上(ARPPU)
    課金ユーザー1人によって発生する平均売上額です。非課金ユーザーは含まれません。

  • 継続利用率(30日)
    アプリをダウンロードして、1ヶ月後も継続使用しているユーザーの割合です。継続利用の条件を満たすには、指定された30日間の最後の7日間にユーザーがアプリを開く必要があります。

  • コンバージョン率
    広告をクリックした後に、実際にアプリをインストールしたユーザーの割合を指します。

  • 生涯価値(LTV)
    コホートから算出される、コホート分析の指標です。あるコホートから発生した売上の合計額を、そのコホートのインストールの合計数で割って算出します。

  • 初回イベント所要時間(TTFE)
    ユーザーが特定のイベントを初めてトリガーするまでに要した時間を指します。

  • ユーザー当たりのイベント数
    所定期間内に、特定のイベントがユーザーによりトリガーされた回数を指します。

  • ユーザー生涯(User Lifestime)
    ユーザーがアプリをアクティブに使用する期間の長さを指します。ユーザーがアプリの使用を止めると終了します。より有意義なデータを得るため、一見ユーザーを除いて平均値を算出しています。

  • ユーザー1人当たりの平均売上(ARPU)
    所定期間内に、ユーザー1人によって発生する平均売上額です。すべてのユーザーが含まれます。

  • 1ヶ月当たりのアクティブ ユーザー数(MAU)
    ある30日間に、アプリを開いたユニーク ユーザー数です。

  • 1日当たりのアクティブ ユーザー数(DAU)
    ある1日の間に、アプリを開いたユニーク ユーザー数です。